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ご挨拶

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みどる会(しながわ発達障害成人期診断者会)について

 この度、10年間私どもが運営してまいりました「みどる中高年発達障害当事者会」は名称を「みどる会(しながわ発達障害成人期診断者会)」に変更し、2025年12月19日付で品川区の障害者福祉団体として正式に登録いたしました。(登録番号:84005580)
 つきましては、登録の背景と今後の活動方針についてご挨拶申し上げます。

登録の背景

 近年、「発達障害」という言葉が社会に浸透しつつある中、成人期に診断を受けられた方々への理解と支援は、いまだ十分とは言えない状況です。
 このような現状において、2014年に発足いたしました「みどる中高年発達障害当事者会」は、中高年当事者を中心としたピアサポートの場として、これまで延べ2000人を超える皆様の声に耳を傾けてまいりました。
 長年にわたる活動の中で、福祉制度が市区町村単位で運営される現実に直面し、「制度に声を届ける」「地域とつながる」という使命を果たすためには、行政との協働体制、すなわち正式な障害者福祉団体としての登録が不可欠であると認識するに至りました。
 2025年に本会の代表理事である山瀬が、地元である品川区の障害福祉計画等推進委員会の委員を拝命したこと、また地域の「品川区精神保健福祉家族会(かもめ会)」と協力する機会が生まれたことから、品川区を拠点に活動を行うことが現実に可能である環境が整いました。
 そこで、これまでのピアサポート活動の実績を礎として、品川区の障害者福祉団体として正式に登録し、地域社会とのより密接な連携を図ることといたしました。
 品川区で効果的な支援モデルを確立することで、他の自治体へも良い影響を波及させていきたいと考えています。

活動の三本柱

 当会は、長年にわたるピアサポートの実績を基盤として、以下の三本柱で活動を展開してまいります。

第一に、当事者によるピアサポート活動
 当事者同士が安心して語り合える場の提供を継続いたします。

第二に、学び合いの場の創出
 当事者のみならず、ご家族や支援者の皆様とともに学び合う勉強会を開催し、広く社会への啓発活動を推進いたします。

第三に、権利擁護活動
 品川区への政策提言などを通じ、当事者の権利擁護に取り組んでまいります。

現状認識と課題

 品川区内において、各種のデータを基に推計をいたしますと、成人期に発達障害と診断された方は5000人強に上ると見込まれます。更に未診断でもグレーゾーンを意識している方も5000人弱いらっしゃることになっています。しかしながら、これらのあわせて1万ほどの方々は必要な支援を日常的に受けられていないという現実があります。
 発達障害に関する支援の多くが学齢期を対象としており、成人期診断者への支援は就労支援を除くと極めて限定的であるという深刻な課題が存在しています。

今後の展望

 私どもは、成人期に発達障害の診断を受けた当事者はもとより、そのご家族、支援に関わる方々、さらにはこの課題にご関心をお持ちのすべての皆様に広く門戸を開いております。

 当事者主導による「ピアサポート・啓発活動・政策提言」を三本柱とした団体の存在が、今まさに求められていると確信しております。
 品川区の障害者福祉団体として正式に登録することにより、地域社会との連携を深め、発達障害があっても生きづらくない社会の実現に向けて、全力で取り組んでまいる所存でございます。

 何卒、皆様方の温かいご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

みどる会(しながわ発達障害成人期診断者会)
代表理事 山瀬 健治 

ロゴに込めた想い

 この度、「みどる会(しながわ発達障害成人期診断者会)」としての活動にあたり、私たちの活動のシンボルとなるロゴマークを制定いたしました。
 このロゴマークには、当事者が主宰し、当事者の視点を何よりも大切にする私たちの会の理念と、発達障害のある方々への想いが込められています。

デザインについて

 このロゴは、中央に配置された無限大(インフィニティ)の記号と、その上に描かれたで構成されています。
 そして、全体として「品川区」の「品」の字をイメージしたデザインとなっており、私たちが地域に根ざした活動を目指す姿勢を表しています。

虹色の無限大(インフィニティ)シンボル

 これは、発達障害のある方々が持つ無限の可能性と、多様な個性を表現しています。
 一人ひとりが持つユニークな特性や経験は、まさに虹のように多彩であり、それぞれが尊重されるべきであるというメッセージを込めています。
 また、このシンボルは、国際的にも自閉症や神経多様性の象徴として広く認知されており、当事者の方々の強さ相互のつながり、そして肯定的な自己認識を支持する意味合いも持ちます。
 私たち「しながわ発達障害成人期診断者会」は、このシンボルのように、多様なメンバーが互いに繋がり、支え合い、それぞれの可能性を最大限に発揮できる、当事者主導の安心できる場でありたいと考えています。

上部の円 (「品」の字の上部)

 無限大シンボルの上に位置するこの円は、「品」の字を構成する要素の一つであり、いくつかの大切な意味を内包しています。

  • 太陽、光: 一つは、明るい未来や希望、そして個々人が持つ輝きを象徴する「太陽」や「光」です。診断を経て、新たな自分と向き合い、未来を照らしていく力を表します。
  • コミュニティ、輪: もう一つは、人々が集う「コミュニティ」や支援の「輪」を表しています。品川区という地域に根ざし、当事者、家族、支援者が繋がり、温かいコミュニティを築いていく意志を示します。
  • 個の尊重、焦点: 個々の存在に焦点を当て、一人ひとりを大切にする姿勢を表します。

ロゴ全体として

 このロゴマークは、発達障害のある方々が持つ無限の可能性と多様性を虹色の無限大で表現し、その一人ひとりが輝き、温かいコミュニティの中で支え合いながら未来を切り拓いていく姿を象徴しています。そして、「品」の字をかたどることで、ここ品川の地で、当事者自身の手によって運営される、地域に開かれた会であることを示しています。

 「みどる会(しながわ発達障害成人期診断者会)」は、このロゴに込めた想いを胸に、成人期に発達障害の診断を受けた方々が安心して集い、情報を共有し、仲間と繋がることで、より豊かな人生を歩んでいけるよう、当事者の視点に立った活動をしてまいります。

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